ハロウィンに少し似た風習が子供の頃栃木にありました

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「ぼうじぼ」といいます
ご存知のかた、いらっしゃいますでしょうか

ハロウィンと似ていると言いましたが
お化けとかそういうキャラクター的なものは出てきません
そこを期待なさったかた、ごめんなさいね

わたしが小学生のころですから、もう四半世紀近くも前になっちゃうんですが
毎年、この季節になると思い出します・・・

わたしの育った栃木の田舎は、関東平野の恵みで 田んぼが延々と広がっていました
その田んぼに今年も無事稲が実った、その収穫の喜びと感謝を込めて
稲刈りのあとの稲藁を使って、「ぼうじぼ」というものをこしらえました
学校の体育館で 地域の農家のおじちゃんに教わって みんなで作ったこともありました
二つ折りの折りたたみ傘くらいの大きさ
持ち手も付いてバッグみたいです
この持ち手も 結わいた紐も 縄に編んだ稲藁です

これを各々が手に持って
子供たちがご近所同士で ある決められた秋の夜 集まります
そして、グループになって 地域のお宅廻りに 出発するのです
そう・・・お菓子をもらいに^^/

おもむろに子供たちは庭先に並びます
そして、こう言って、ぼうじぼを地面に打ちつけながら大声で歌うのです!

「ぼうじぼやりに来ました!!」
「せーのっ」
「ぼーじぼ あたれ さんかくばたけに そばあたれ」
「ぼーじぼ あたれ さんかくばたけに そばあたれ」

こうして歌うと、おウチのひとが中から出て来て、アメとかお菓子を人数分バラバラっとくれました

「ありがとうございました!」

お礼も忘れずペコリして、次のお宅へ・・・
こんなことを十数軒くりかえして、さいごはだれかのお宅でお菓子を山分けして 家に帰りました

とっても楽しかったなあ・・・!

今もぼうじぼを作れる人は郷里にいらっしゃるようですが
この風習は行われていないんじゃないかと思います

ハロウィンも、収穫を喜ぶという元来の意味合いは重なるところがあるし
子供たちがお菓子をもらいに家々を廻る、なんてお楽しみはまさにおんなじ♪
ここにもあったんだよ♪ってみなさんに知ってもらいたいなあと思って、これを書きました

このお米の国・日本独特の風習、忘れ去られてしまうことがありませんように・・・
採り入れることも大事だけれど 守っていくことも大切だとおもう
口で言うほど 簡単なことではないとおもうけれど・・・。

そんな楽しかった思い出を クロスステッチにとじこめました

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by zoeyu | 2010-10-13 10:20 | Tiny stitches

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