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この季節になると読み返したくなる 宮澤賢治の・・・

寒くなってくると 宮澤賢治を読みたくなります

タイトルから あなたはどの作品を思い浮かべますか

『どんぐりと山猫』かな

『鹿踊り(ししおどり)のはじまり』という作品もありましたね・・・


わたしは 『いちょうの実』です


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                    うちの近所の大銀杏は まだこの色・・・

お母さんである「いちょうの木」が、黄金色に輝く千人の子どもたち「いちょうの実」の旅立ちを
悲しみになかに見送るという みじかいみじかいお話です

いちょうの実の子供達の 旅立ち前の 無邪気な でも彼等なりに緊張した会話がかわいいの
身支度を気にしたり 未来の夢を語ったり 姉妹の約束を交わしたり
そして どんなめにあってもお母さん所に居たいって そうつぶやいてみたり・・・

北風が吹いて銀杏が実を落とす

毎年やってくる それだけのことなのに

希望にあふれた でもすごく切なくなる物語が 作者には 感じ取れたのですね・・・

この季節になると読み返したくなる 宮澤賢治の・・・_a0158061_10594099.jpg


子ができて 母になって ますます いちょうの木のお母さん寄りの気持ちになっていっています

いつか旅立ってゆくんだなぁ子供たち たくましく夢抱いて羽ばたいていってほしい・・・
心の中の とっても悲しい寂しくなる気持ちはこの胸だけに秘めて 笑顔で送り出したいけれど・・・



400字詰原稿用紙 10枚もいかないボリュームではないでしょうか

よろしかったら 機会があったら 読んでみてください

読書の秋の 思い出の1作品になるといいなとおもいます・・・

by zoeyu | 2010-11-05 11:12 | Kenji Miyazawa

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